李禹煥 オリジナル木版画 完成披露 特別展示

このたび、戦後日本美術におけるもっとも重要な動向の一つ「もの派」を牽引し、世界的な評価を得ている美術家・李禹煥氏のオリジナル木版画作品が完成いたしました。李氏のご指導を受けながら、伝統木版技術を継承する彫師と摺師が持てる力を余すことなく発揮した渾身の作となっております。
和紙に水性の絵の具を摺り込むことにより生まれた色鮮やかさ、そして版の力強さに直接触れていただきたく、3つの木版画作品「Dialogue1」「Dialogue2」「Dialogue3」の完成披露の特別展示を当財団目白常設展示場にて行います。

 

 
 

 
 

李禹煥氏 プロフィール

1936年 韓国慶尚南道に生まれる。ソウル大学校美術大学入学後、1956年に来日。日本大学文学部で哲学を学ぶ。「もの派」を牽引した作家として広く知られている。1969年には論考「事物から存在へ」が美術出版社芸術評論に入選。近年の主な個展に、横浜美術館(日・2005年)、グッゲンハイム美術館(米・2011年)、ヴェルサイユ宮殿(仏・2014年)、ポンピドゥー・センター・メッス(仏・2019年)など。2022年8月から大規模な回顧展が開催されている(新国立美術館、兵庫県立美術館)。2010年に香川県直島町に安藤忠雄設計の李禹煥美術館が開館。主な著書に『出会いを求めて』(1971年)、『余白の芸術』(2000年)。

 
 

 
 

展覧会詳細

会 期:2023年1月17日(火)~2023年2月4日(土)

【月曜・日曜・祝祭日 休館】

時 間:火~金曜日 午前10時~午後6時

土曜日 午前10時~午後5時

入場料:無料
会 場:公益財団法人アダチ伝統木版画技術保存財団

常設展示場
〒161-0033 東京都新宿区下落合3-13-17
JR目白駅より徒歩10分
TEL:03-3951-1267/FAX:03-3951-2137

 

※なお、展示作品の販売については、アダチ版画研究所の「現代の浮世絵 オンラインストア」お知らせ欄にてご案内があります。詳細ご確認ください。